葬儀の後で独り
大きなクーローゼットが置いてあった。
皆の荷物と着替えはそこにあった。
着替えをして荷物をもって集合
その間に喪主の私は会計報告を受けた。
会計がお休みで請求書は後日になった。
骨壺と遺影、白木位牌、盛り花、
お供えの果物を渡された。
骨壺と遺影、白木位牌はわかるが
なぜ盛り花、お供えを持って帰えるのか
荷物が増えるし重い。
それは打合せになかった。
父の時はそんなものなかった。
車だから持って帰れるが
電車だったら着替えもあり
ひとりでは持てない。
果物はリンゴと柑橘類。
「いらない」
「ひとりでは多くて食べきれず捨てるだけ」
と言った。
リンゴ2個だけ受取り
後は親族に分けた。
ほんとうに独りだ
無料でもいらない。