ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

節分

節分の巻きずしを予約すると
母が入院してたり
お腹の調子が悪くなったりで
必ず母が巻きずしを食べれなかったことを
思い出した。


なんの因果かいつも節分にそっぽを向かれる。


中味がマグロや牛肉など上等な素材を
予約するのではなく
むしろ逆。


母が生魚が食べれないのと
入歯で固いものを食べれないので


生魚をつかわず柔らかいもの
量も半分かそれ以下のものを選んで
予約していた。


それなのにいつも食べれなくなる。
「またか!」とつぶやくも
翌年また予約して同じ目に合っていた。


母が施設に入所するまで何年か続いた。


懲りずに巻きずしを予約しては
節分に母の分が余り
二人分食べたことを思い出した。


生前、父が柊の枝に鰯の頭を刺した
柊鰯(ひいらぎいわし)を戸口に立ていた。
その頃はそのようなことは起こらなかった。

来年は「鬼外福内」を唱えた豆撒きや
柊鰯(ひいらぎいわし)を戸口に立て
魔除けしてみようか…。

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