ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

白いベストが気になって


袖のあるものは着脱が大変なので
肩、背中が温かくなるベストをよく着せた。


この頃は洋服の購入は、私ひとりが選んでいた。


軽くて暖かいベストを探していると
真白いベストが見つかった。


80代の母が着ても、おかしくないので
汚れるのを気にせず思い切って買った。


それを着てディサービスへ行き
帰ってくると……


白いベストが汚れたので
「こんなの嫌」と泣いたら

ディサービスの職員がすぐに洗ったので
真白いまま家に帰れたと言う。


飲食で汚れたのだろうか


暗い色なら目立たないが
真白だから汚く思い、母も泣いたようだ。


まるで幼稚園の子供のよう
汚れるのをわかって、着せた私も悪いな。


 1998年撮影


ごめん


今度は、いっしょに出かける時に着ようね
汚れないよう見るからね。

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