ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

私が来ないと部屋に入らない

仕事の後、毎日施設へ母の様子を見に行った。
エレベーターを降りると食堂が見えた。

食事も終わり皆部屋に入っていたが
車椅子に頭をたれて座っている母がいた。


あわてて近寄ると
飛び上がらんばかりにうれしそうに
私の名前を何回も呼んだ。

すぐに介護スタッフが来て
母を部屋に連れていった。


いくら言っても母が部屋に入らなかったので
私が来るのを待っていたようだ。


不安で寂しかったのだろう。


…ごめんやで…。


施設に居るから毎日来ることないと
いう人もいたが
やっぱり毎日様子を見に来よう!


気持がおさまらず
いつものように帰りの車中で
叫びながら運転していた。

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