ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

寿命がわかる?

妹の紹介で始めた気功の先生は寿命がわかると聞いた。
教えてくれるが、実際知ると怖くなるので
聞かないほうがよいとか……。


摩訶不思議…信じるか?


母の体調が悪いと妹は遠隔で気功を頼んでいた。
先生は離れていても体調がわかるらしい。


「寿命がない時は来世でよくなることを祈る」と
母が亡くなる数カ月前に妹が漏らした。


母の体調不良が続いたので出た言葉なのか
…寿命教えてもらおうか?…と真剣に考えた。


寿命が判れば、天皇崩御しても急に年号が変わり
世間が混乱して慌てることはない。
事前準備できる。


財産や資産がなく影響力のない母なら
せいぜいパジュマ新調しないで倹約する程度か?


やめよう!


子供の性別がわかるのとは違う?


待ちわびるわけでもなく、期待するわけでもなく、
どちらでもよいわけでもなく。


準備という言葉が残酷になる。


「楽に逝ったよ」と先生が妹に言ったときは
なんのことかわからなかったらしいが……。
母の死に際はそのとおり。


今は残念に思う。
聞いておけば
寿命がわかるのかどうか審議がついたのに……。

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