ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

火葬場・斎場

斎場到着。


お棺がすぐに台車で火葬炉前へ運ばれた。
親族がお棺のまわり集まった。


係の人がすぐに
「お別れさせて頂きます」と
壁のスイッチを押した。


悲しみが頂点になり皆静かに。


台車がゆっくり奥へ入って
扉が閉まった。


父の時は車椅子の母を気にしながらも
この瞬間はとても悲しかった。


すぐに出口へ移動するよう言われた。


ここで待っていても仕方ない。


容赦なく母が焼ける時はやって来る。



何も考えずにマイクロバスに乗った。

位牌を持った私と遺影を持った妹が
一番前に座った。


喪主は位牌を持って前に座るのか?


父の時は……
母を妹の自家用車に乗せた後で
慌て出入口付近に座った。


位牌どうなってた?
誰かに預けたか??


バスの中でもイライラして
精進落としの料理を妹が勝手に
2個追加したことに
怒っていた……。
結局追加分は余った。
そうなるのがわかっていたから
追加はいらないと言ったのに。


その時の葬祭担当が
「供養のため…。」と
そんな生温い言葉では怒りは収まらなかった。
締め切り時間も過ぎていたのに
何余計なことしてる。
その金は誰が出す!
突然欠席した父方の兄弟に
無性に腹が立った。


母の葬儀に父方の親戚は知らせていない。


葬儀場に戻って
精進落としの料理を食べることだけ考えた。


晴れた街並みを見ながら黙って座っていた。


これが親をなくした喪主なんだ…。



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