ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

葬儀の打合せ・エンバーミング

「エンバーミングか湯灌をするのか
それともなにもしないのか」
と葬儀屋が


湯灌は5万円で
エンバーミングはその3倍ぐらいかかる。


エンバーミングは消毒や殺菌を行い、
腐敗を遅らせるために血液や体液を抜き取る。


元気な時の面影になるよう頬をふっくらさせたり、
皮膚に張りを持たせることができる。


ドライアイスもいらないなど説明があった。


もちろん湯灌やエンバーミングをしなくても
死に化粧はするとのこと。


無言の状態が…続く


オプションなので湯灌でもお金がかかるな
これは…
妹夫婦も声がない。


「焼いてしまうのにそこまでして
エンバーミングする必要あるか」と私


横の妹夫婦を見て
「湯灌で」と
私の一言で湯灌に決まった。


帰り道、妹夫婦に
エンバーミングやめて湯灌でよかったのか
確かめた。


お金がかかっても母をよくしてやりたいという
気持ちが私に残っていた。


【焼いてしまうのに無駄である。】
とのことを言って
妹夫婦はどう思ったか。


なんてことを言うのだ…と思ってないか。


打合せが終わっても
気にかかってしかたがなかった。


それでよかったのではないかと
うなずいてくれた。


「ずっと保存できるなら
 お金がかかってもすればよいけど…」
と言い訳がましく私は言った。


亡くなった母のために
盛大にやりたいと思う反面
費用をおさえてやめることも必要だ。


これから生きていくために
お金は必要だ…残せるなら残さなければ。


出棺の前にお棺に入れる生花もどうするか
尋ねられが


生花も【焼いてしまうのに無駄】である。
しかし、無いと確かにお棺の中がさびしい。


見積もりに生花は入った。


葬儀で用意したものが
母といっしょに皆焼かれて無になるのに。


全部が無駄!


無駄なことしている自分も
母といっしょに無になりたくなった。


母に置いて行かれたことが悲しかった。


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