ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

母を施設にと言われ、介護分担をあきらめた

これは、生前の母を介護していた時の話ですが・・・


頭を打って、事故で私が入院した時、
救急処置室で、
母を施設で預かって欲しいと携帯電話で頼んだ。


翌日、ケアマネージャーと施設担当者、妹で話をした中で
施設に預けないで、隣県の妹が預かることを
提案したと後から聞いた。


母は泊まりだと不安になるのか
大騒ぎするからと……。


妹は出来ないと断り
施設で預かってもらうことに



案の定・・・
入院中、母の携帯に何度も電話したが、
母が興奮していて、なかなか落ち着かない。


妹2人とも逃げ腰だった。


泣きつかれるのが嫌で、
すぐ近くに来ても母に面会に行かない。


母に、会って
心配ないと、なだめて欲しいと妹たちに頼んでも
出来ないと断られた。


会いに行かなければ、
余計に不安になって大騒ぎする。
わかっているのに面会に行けない……私は入院中……。


入院していても気持ちが落ち着かなかった。


歩けるようになると、ベッドの上でなく
外の廊下で、母の携帯へ何度も電話した。
母が興奮状態になり、つい大きな声に私がなるからだ。


ゆっくり、静養などできない。


病院という檻に、私は閉じ込められていた。


外に出れない。


体が2つあればと何度も思った



同時に
妹たちと介護分担することは、あきらめた。


遅すぎた……!


もう少し、母が元気な時に話すべきだったと・・・


母が亡くなった今は、
妹たちを恨んではいない。


私が、逆の立場なら、
妹たちと同じ気持ちになったかもしれないから。


するもしないも 紙一重・・・ほんとうに・・介護はたいへん。
人にやれとは・・今は言えない。

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