寒中見舞い~最後の便り
昨年12月中旬、
母の入っていた宗教団体に、
今迄のお礼に行った。
宗教団体の本部は、誰でも入れるように
鍵が掛かっていない。
さすがに、お金は不用心かと思い、
誰もいない本部の祭壇に
母が亡くなった書状とお供えを置いて帰った。
その報告は受け取られ
2月中旬に寒中見舞いが届いた。
達筆できれいな字に驚いた。
それ以来、母宛てのはがきは届かない。
それまでは、4月の供養葬祭の案内が
いつも届いたのに……。
母が亡くなり
案内状が届かなくて当たり前だが、
何か寂しい。
『去る者は追わず来る者は拒まず』
のことわざ通りだ。
最後にひとこと、
宗教団体は、
物品購入、寄付などの勧誘は全くない。