ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

砂糖いらない!~お粗末な結果に


母は糖尿病だった。
血糖値が上がらないように
砂糖の代わりに人工甘味料を使っていた。


そのため、家に砂糖はなかった。


父が亡くなった後、
遺族会の役員が
いつものようにステック砂糖を持って
会費の集金に来た。
いつも父が応対していたので
私は役員の人と初めて会った。


その時、戦死者遺族の名前を見せられたが
見覚えがなかった。


父の兄弟姉妹は戸籍謄本で分かっていた。


戦死者は知らない名前だった。
もっと遠い親戚なのか……。
父の弟で、戦死者がいた。


「こんな人は知らない、
 別の人ではないか」と私


「供養と思って」と役員


「砂糖は使わないのでいりません」と私


戸籍にも、位牌もない人を
遺族とは思いたくなかった。


父は、いいかげんなところがあった。
遺族名を正しく登録していなかったのか。


会費を払うなら
その遺族の続柄が知りたかった。
間違っているなら遺族名を変更したい。


役員も詳細な情報を知らないようだ。


「こういう方ですよ」と
父との関係を言ってくれれば、
納得できたはず。
明確でない、いい加減さが嫌になった。


亡くなった父に詳細は確かめようがない。
父の弟妹が生きていたが、
父の葬式で、出棺、精進落としを
ドタキャンされたので、不信感が残り、
尋ねる気になれなかった。


役員は「砂糖いらない」と言ったのを
会費払いたくないと誤解したようだが


砂糖はいらない…ほんとうに…、
いつも古くなって捨てるだけ…もったいない。


役員と……こじれた…。


インターネットで戦死者遺族会を調べて、
上の支部に電話した。


結局、ゴタゴタしたので
父が亡くなり世代が変わった理由で、
脱会となってしまった。


私は明確なことを求めた。
身内以外の多くの戦死者を
弔う気持ちがなかった。


太平洋戦争を知らない世代ギャップと
受け止められて脱会になったようだ。


 自宅のバラを供えて


何故、遺族名に、こだわったのか……。


戦死した身内は、会ったことがない。
戦死者に両親が亡くなった時のような悲しみがない。


『砂糖いらない』『供養できない』が同列だった。
お粗末で残念な結果に……。






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