供養の形
母が亡くなった直後は、
骨になった母をいつまでも
持っているのでないかと思った。
父の時は、朝起きた時に亡くなっていたので
看取れず、納骨するのは気乗りしなかった。
母の時は、葬式を済ませて、骨壺を家に持ち帰った時、
「骨なんか、関係ない!」との思いが真っ先に浮かんだ。
もう骨は母ではない。
そう思うと、骨壺を早くなんとかしたくなった。
かといって、骨をゴミと同じように扱えない。
早く納骨して埋葬したくなった。
今度盆は母の初盆だが、
自宅で飾りはするが、
身内は集まらないことにした。
それぞれが、個別に供養することに・・・。
皆、仲良くしている姿を両親に見せたいので
一周忌は、日を決めて集まるつもりだ。
私達姉妹は、形にこだわらないので、
出来たのかもしれないが・・・。
形ではなく、供養する気持ちを尊重したい。