ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

葬儀の打合せ・父の葬儀を思い出して

父の時は私が喪主をしたのだった。
車椅子に乗る高齢の母の代わりだった。


出棺のとき遺影をもって霊柩車に乗れないなど
葬儀で母は喪主の役目を果たせないからだ。


母を介護していたのは私だけで
2人の妹は介護経験はほとんどなく
車椅子を押してうまく移動できない。
トイレの介助もできない。


そのため葬儀中
母の介護は私が見ることになった。


母の様子を見ながら
忙しくてイライラして
怒鳴り散らしていたことしか覚えがない。


介護が必要な母と一緒に葬儀場では泊まれない。
通夜は葬儀場に泊まらず、自宅に母を連れ帰り
翌朝、車で母といっしょに葬儀場へ行った。


一番忘れられないのは
葬儀が終わった後、母が私に
「喉が乾いた」と訴えたことだ。
葬儀は6月下旬少し動けば汗が出た。


なんてこと。


側たくさん人がいて
気付かずにそのままにしいていたのか


「お茶もないのか!」と


思わず葬儀場で
また怒鳴り散らした。


葬儀で母が弱って
またすぐに母の葬儀をするのではないかとも。
笑いごとではない。


父の葬儀の時は悲しいより、
忙しさとイライラの連続で怒ってばかりだった。
出るのは涙でなく、口からでる悪態だった。


受付や司会に時給を払うなら
ヘルパーを用意してもよいのでは
それなら高い時給でも払う。


介護が必要な高齢者と同居していて
そこで葬儀の必要ができれば
自宅ですればと…。
出来るわけないだろう。


大きな家ならともかく
家財をどけて祭壇して狭く不便になった家で
高齢者を普段と同じように家で介護できるか
認知症が進んでいれば家の中が滅茶苦茶に
なることもある。


納棺、お経を上げて出棺、火葬場、骨上げ
最短コースはないのか。


費用を押さえるつもりではない。
葬儀を盛大にすればするほど
介護する手間が増える。


怒鳴り散らさなければならない
そんな葬儀はごめんだ。

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