ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

黄色い花の思い出

母は70代の頃は、近くのホームセンター(コーナン)から
よく花苗を買ってきて植えていた。


母80代で介護が始まった頃、
私は手間のかからない花を植えたくなった。
介護だけでは、無味乾燥、何か潤いが欲かった。


←花が大きい


近所に、葉はクローバーの三つ葉で、
大きな黄色い花が咲くものが植えてあった。


母が車からそれを見て、前に植えていたと言った。
名前を聞いたが


「わからない。
 コーナンで見て良さそうだったので
 買ってきて種をまいたら、
 パ~と花が咲くので、ワ~楽だ!」と母が思ったと……。


名前もかわからず植えていたのか。
楽だと聞き、気になってインターネットで
調べてみた。


花の形からクローバーでなく、
カタバミ(オキザリス)であることが判った。


コーナンへ見に行ったが、種はなかった。
無いと思うと、どうしても欲しくなった。
ヤフーオークションで種(球根)が出品されていたのを見つけて、
落札して手に入れた。


球根は茶色で小さい小豆ぐらいの大きさだった。
花は黄色、ピンク、オレンジなどがあった。


最初は、球根をまいて育てたが、
よく育つので、邪魔になって摘み取った。


肥料や水などやらなくても、土に球根が残っているのか
勝手に葉が出て花が咲く。


ガザニアの鉢に出たカタバミ


冬でも、他の鉢植えから出て侵略者となる。
春になると黄色い花が咲くので、それを楽しんでから
また摘み取る……を続けている。


母が「ワ~楽だ!」と言ったのが良くわかる。


雑草のように強い!
思い出の花だ。

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