ミンキーのひとりごと

  

母を亡くしてひとりになったシルバーのひとりごと

ここで休憩


今日は母の四十九日(満中陰)法要
チョット休憩です。


 過去をふりかえり



車いすの母を連れて病院へ行った時のことです。
同じ待合室で疲れ切った私を見て


「私も母を病院へ連れて行ってた。
その時はたいへんだったけれど
母が亡くなったら
あれもしてあげればよかった
これもしてあげればよかった
と…ばかり。」


なにげないそのことばが
耳には残っていた。


足の悪い母を車と車椅子に
乗せ換えたりして疲れている私には
なんのことか……。
それより診察を終えて早く家に
連れて帰ることばかり考えていた。


足が悪くて歩けない母を家の中に入れるのも
一苦労で
やっと家の中に入れて、ベッドに運び
パジャマに着替えさせて
寝かせるまでが大変です。


その後、昼ごはんも用意して
薬を飲ませないといけない。
疲れても休んでる暇もない。


介護していた時は先もまわりも見えなくて
母の世話しながら生活することに追われて
人の言うことなんか聞いている暇がなかった。
なにを言われても慰めにならない。
今の生活が変わることもない。
その繰り返し…が続く。


母を亡くした今あのことばの意味がよくわかる。


現在、介護中の人が過去の私と同じような
思いをしているとわかっても


今は苦しいけれど後になったら
懐かしくなるよ…との
慰めは口に出せません。
言えない。
絶対に言えない。


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